5/5 “騒-gaya-”まつり怒髪天vs騒音寺@磔磔

相思相愛な対バンは見てるこっちも幸せ気分。はじめから終わりまでニヤニヤしながら見ておりました。こんなに愉快な気分でライブ見たのは久しぶり。わけもなく楽しい、そんな夜だった。

騒音寺がホストとなって5日間連続でゲストを呼んでライブ、という企画の最終日。まずは怒髪天ご登場。王子は黒のテロテロシャツが相変わらずはだけているよ。坂さんは白いパナマ帽がインチキくさいよ。シミさんの頭はゴールドコーストの海のようなお色だったよ。行ったことないけどな。そしてお祝い用に包装されたお酒を持って増子さんご登場!ギャーッ!カッコエエ!七三リーゼント!やっぱりステキやん・・・そっちの方がステキやん・・・と身悶える。騒音寺への祝辞と呼んでくれたことへのお礼を述べて『危ないからね(飲んじゃうから)』とお酒を後方に置き『1曲目は悪いけどうちのノリに捧げるからね!』とN・C・T。昨晩スピード違反で1万8千円お支払いされたそうな。続いて夕暮れ男道。楽しい!楽し過ぎ!『いい加減3曲目なんで騒音寺に捧げないとね』でロクでナシ。うわん!ぴったり!増子さんは白いシャツから真っ赤なお顔がタコのよう。カッコエエ。『5月になったらやる曲があるんだけど、高松では忘れてたから京都が(今年)初です。』で五月の雨。沁みる。この曲好きだー。『騒音寺に通じるものがある曲』とのことで流れる雲のように。この日も増子さんの坂さんへの愛は私の心の闇よりも深く(うそ)。短い持ち時間のかなりの部分を坂さんの話に割いてたよね。うどん3玉食べてその3時間後には京都名物王将で2.5人前くらい平らげ、『もう出るぞ!』って言ってるのに楽屋でおいなりさん食べてたらしい。後でなべさんに柏餅まで食べてたことを暴露されてた。デキる。後はせっかくなので全員で上賀茂神社競馬会神事を見てきたそうで『ヤー!じゃなくてアー!とか言いながら馬叩いて走ってるの!』と興奮気味の増子さん。『坂さんもアレでステージ出たいって言ってたからね、自分叩きながら「アー!」って出てくるの!』ともはや小学生並みの話を展開。増子直純、41歳の春だから。上賀茂神社でも坂さんの新たなるアイドル伝説が生まれた模様で、競馬の儀式に飽きて腰掛けていた坂さんの側に2人の少年がトコトコ近寄ってきてニコニコ坂さんを見ていたそうな。で、坂さんもニコリと微笑んだ途端、お腹目掛けてパンチの応酬!立ち上がる坂さんに今度はカンチョーを見舞う!んっもう愛され上手だなぁ(違う)。兄弟のお父さんは「知らない人にカンチョーしたらあかんで」と注意したとか(こっちも違う)。あげくこの兄弟、坂さんの手をとりどこかへ連れ去ろうとしたという。『逆誘拐だからね!知らない子供に付いていっちゃいけませんよ。』と増子さん。告知タイムでは余っているのかいないのかわからない、ワンマン@ファンダンゴのお話を。『以上』で終わらせようとする坂さんに『呼んでもらってるんだから(騒音寺に)何か言わないと』と増子さんに促されしどろもどろに話す坂さん。ステージに掲げてある「騒祭gaya」という看板みたいなの見て『ガヤ、おめでとうございます』か何か言ったら『ガヤマツリだからね』と増子さんに注意され。その言い訳が『英語しか読めないんで』。そら増子さんの寵愛も受けるわな。『キョンキョンが昔「男の子は ちょっとワルい方がいいの」と歌ってたけど、今年はかなりダメな男がいいらしい!』と宿六小唄、『気持ちよくなれるんだから、しかも合法で!』 でビール・オア・ダイ、最後は酒燃料爆進曲。いやー、楽しかった!あっという間に終わっちゃったけども。何よりも歌ってる増子さんが、演奏してる怒髪天が楽しそうで本当に幸せって言葉以外見つからない。楽し過ぎてステージ転換の間はボーっと呆けてしまった。

騒音寺ご登場。あれ?なべさんの目の周りが記憶の中ほど黒くない!私の中でどんどん膨らんでいつの間にかアヴリル・ラヴィーン並のなべさんを作り上げていたわ。なべさんのお衣装は黒地に金の模様でヒラヒラがいっぱい付いてて、大阪のおばちゃんのファッションリーダー的出で立ち。これが似合うから不思議!増子さんと比べてすっごいよく見える。なべさんデッカ!そして手足長っ!本当に絵に描いたようなロックスターななべさん、カッコエエ!ウーイェー!煽って曲へ。なべさんの歌は歌詞がハッキリしてて、曲も覚え易くて初聞きでも速攻覚えてついていける。『通し券のヤツ、来てるかー!』と、度々声をかけるなべさん。あぁ、ファンへの愛にウッっと来た。でもさ、スゴイよね、GW中の5日間を好きなアーとはいえライブづくしで過ごすのってなかなかできないと思う。ホント、愛だよね。『3日目くらいで脱落者が出たらしい』とか言って笑ってたけど、手を挙げて応える通し券組みの人たちはみんな誇らしげだった。いいなぁこういうの。磔磔の店長さんも粋だった。当初2daysワンマンで計画していた騒音寺に『5日間好きなように使ったらエエ』と仰ったそうな。漢だねぇ。漢祭りだねぇ。brandnew guitar blues 始まり、Let's go Danny だっけ?怒髪天からのリクエストは風来坊、笑いながら聞いてたDrugstore boogie 、『みんな、夢は絶対叶うからな』で星の降る夜、乱調秋田音頭(多分)でバカになって、『ロックンロールはTVで聞くものじゃありません。ライブハウスで見て、汗をかいて演奏している人を、汗をかきながら聞くものです。この5日間でロックは死んでいないと実感した。みんなの「ロックンロールは死なない」を聞かせてくれ!』でRock and roll で本編終了。間髪いれずにアンコール。神妙な顔で出てきたなべさん、『チャゲアスとかB’zとか大ッ嫌い!』と女子のように叫んでた。『楽しい時間は短いぜ』でLife is beautiful 。『増子!来い!』でビール片手にフラフラ赤いお顔で増子さん登場。あぁ、やっと二人は結ばれたのですね・・・めでたしめでたし、めいた。そんな相思相愛な二人がステージの上で歌ってる。最後は騒音寺みんなで手を繋いでご挨拶。なべさんは大好きな増子さんの頭に怒髪天タオルをかけ、手を引いてご退場。ウエディングドレス姿の増子さんを奪い去るダスティンホフマンななべさん・・・わお。卒業か。

対バンしたバンド、スタッフ、磔磔スタッフ、お客への感謝の言葉をドバッと放出し、楽しいお祭りは幕を閉じた。何度も書くけど本当に幸せな夜だった。一人で四条駅へ向かう道すがら、ついさっき覚えたばかりの風来坊を口ずさんで足取り軽く帰ったよ。騒音寺ファンダンゴのワンマン行こうかな。行くだろな。