8/1 エレファントカシマシ@大阪城野外音楽堂

久々エレカシさん。大阪城野外音楽堂のいいところは、日が陰るのが早いところと風がよく通るところ。そして大きな木が多く、ざわめく音が相乗効果になって野外の心地よさをより盛り上げてくれるところ。宮もっさんのよく通る声とも相性抜群で、終始幸せな気分で過ごせた2時間半だった。以下、うろ覚えメモ。

ほっそい宮もっさんがいつもの白シャツ姿で登場。ステキ。細いって大事ってまた思い知った。いきなりの「明日に向かって走れ」始まり。おぉ!声がよく伸びてーる!高音がイケてーる!と、この日のライブへの期待に何だか胸が高鳴った。『地元の姉ちゃん、地元のおばちゃん、地元のオッサン』連呼して「地元のダンナ」。「真夜中のヒーロー」で初ちびり。カッコエエ。相変わらず何を言っているかよく聞き取れない一人会話で『おそらく20年位前の曲で、やることなくて家にいたらベランダにすずめがきてですね、20代の頃ってそんな感じでしょう、いや、働いてたらそんなことないか・・・』とか何とか自問自答して『そんな感じの曲です』的な「うつらうつら」で緩む。ここいらで『乳首が見える』とベッタベッタに身体に貼りつく白シャツを気にして一旦ソデに捌け、黒いTシャツにモゾモゾ着替えながら再登場。生なら乳首は全力で見えてていいのか。「星の砂」で何故かテンションどんどん上がってって腰くねらせてハレンチに踊り、『大阪は乗せるのがうまいな』とかなんとか。大阪っていっつもこんなポジション。アーティストの思い込みもあるのかなと思うけど、とっても嬉しい。ボロボロのイスの背もたれに乗っかっての「珍奇男」。途中でガーっと盛り上がってきた頃にステージにボトリと落ちたセミを拾ってとりあえずアンプの上に置きに行く几帳面さ。で、曲が終わった頃を見計らうかのように飛んでいくセミの義理堅さ。まさに男ライブ。『おい、おい、おい、大阪中の電気を消して〜』で「友達がいるのさ」。泣ける。でも最後『東京』に戻ってて笑う。たたみ掛けるように「ファイティングマン」「FLYER」で二度目のちびり。石君がいい!終始ニコニコ笑いっぱなしの石君。で、高緑氏のゴリゴリのベースにもううっとり。宮もっさんに促されるように前に出て、気付くと石君の横で激しくもダンディに演奏されていた。方やハット、方や坊主。ボーカルは海苔のように髪が頭に張り付いている。すごいバンドだ。「ガストロンジャー」はやっぱり鳥肌モノ。こんなカッコいいバンドない。『ありがとう』と言った後、会場と自分を交互に指さし、『お互い様だ、ホントありがとう』と。貰ってばっかりだと思うライブなのに、何かを受け取ってくれていると思うとなんだろう・・・胸が熱くなる。目頭も熱くなる。

アンコでは「リッスントゥザミュージック」で不覚にも泣きそうに。宮もっさんの哲学的な曲もいいけど、景色が見える曲も好き。『当時契約打ち切られた後で、大阪のFM802のHEAVY ROTATION に決まって、みんな喜んでて・・・自分も喜んだ。』と「四月の風」。大阪では結構歌ってくれている気がするのは、やはり特別な思いを持ってくれているのかなーと思えて嬉しい。ほんでこの前向きな曲、ちょうど風も力強く吹いてきてニヤニヤが止まらんかった。8月だけども。いつもの『ドラマなんか絶対見ないとか言いながら家で見ちゃって、TVから自分の曲が流れてくるってのはやっぱり・・・こう・・・』で「今宵の月のように」。「花男」で本日の失禁3度目。何なんだこの心鷲掴みな感じ。
アンコ2回目で「涙」。もう疲れ果ててるだろうに、最後まで真っ直ぐに声が届いてくる。最後は新曲で『いつか見た夢を正夢にしよう〜』という、何ともグッとくる曲だった。『また会おう!』と、ブッチューって聞こえてきそうな投げキッスを残しご退場。こちらも完全燃焼でしんみり感もなく、気分爽快。

メンバー紹介で絶対に『俺の相方、石君』と紹介するのが大好き。演奏中に無理やりステージ前方に引っ張り出され、戸惑いながらも力強く笑顔でギター掻き鳴らしてたのに、『お前戻れ』ととっとと定位置に引き戻される石君。それでも嫌な顔一つしない石君。もしまた万が一結婚がアレだったら、もう観念して宮もっさんと暮らして頂きたい。

セットリスト
明日に向かって走れ/幸せよ、この指にとまれ/地元のダンナ/ゴッドファーザー/真夜中のヒーロー/悲しみの果て/うつらうつら/too fine life/シャララ/星の砂/パワー・イン・ザ・ワールド/珍奇男/歩く男/赤き空よ!/はじまりは今/友達がいるのさ/ファイティングマン/FLYER/ガストロンジャー/en1)リッスン トゥ ザ ミュージック/四月の風/今宵の月のように/ハナウタ/花男/en2)涙/いつか見た夢を〜(曲名不明)



OTODAMA参戦、無事決定。ビークル見始めた頃のお友達と最後を見届けることに。なんだかこうやって疎遠になった人とまた会えるきっかけいただけて、もうめいっぱい楽しんでしまおうと思う。そんで秋に向かってライブの予定をポツポツ入れだした。ちょっと遠ざかっていたけれど、やっぱりいいもんだなー、ライブ。