10/28 怒髪天キョート・ロンリー・サムライマン〜もう、ぶぶ漬けは喰わない…〜@磔磔

思えばこのライブのタイトルがアルバムタイトルをもじってたのですな。あんなに『(アルバムのタイトルは)まだ言えない』とかもったいぶってたのに。キーッ!

握手会、やっぱりいいやで二度寝して(寝たかっただけ)万全の体調で磔磔へ。磔磔ワンマンへの思い入れは相当なもののようで、何度も何度もその話をしていたし、実際気迫が凄まじかった。ものっそよかった。特にシミさんが何か変わった気がする。まぁそんなにたくさん怒髪天のライブを見てきたわけではないので知らなかっただけかもしれないけど、いつも天使の微笑みを会場にキラキラ金粉のごとく振り撒いているくらいのイメージしかなかったのに、今回はステージ狭しと動き回り。増子さんにも負けないくらいのアグレッシブなパフォーマンスで、王子に絡んでいく様は思わず誰?!と思ったわい。まぁ王子はこうほら、クールにアレだから、シミさんの片思いっぽいナニでちょっといやん、とか思ったけど(意味不明)。そう思うとベースの音がゴリゴリ耳に入ってくるのな、不思議と。シミさんかっこよかった、本当に。坂さんは若返った気がする。お肌の艶が壮絶だった。走ってる感がなきにしもあらずだったけど、嫌いじゃないぜ☆←何様

レコ発のプレパ(思い付きっぽい)ということで、新しいアルバムから4曲。「トーキョー・ロンリー・サムライマン」世界初披露!オッサンの哀愁モリモリな、泣ける曲だった。地味目だけど。聞けば聞くほどって感じで沁みてくる曲なんだろうなぁ。「はじまりのブーツ」もはじめまして。こっちはわかり易いというか初めて聞いてもすぐのれる、めいた。「ビール・オア・ダイ」はもうおなじみって感じで。この曲いいわー。騒音寺のなべさんに『くれ』と言われたと、増子さんなんだか嬉しそうだった。で、ヤバイのが「N・C・T」、最高にして最強。めちゃくちゃかっこいい!大好き!『なんちゃって』の頭文字(?)を取って「N・C・T」。なんじゃそれー!で、途中、『海援隊(JODAN)にばかりやらせてられねぇ』かなんかで増子さんの華麗なN・C・Tが見れますよ!会場みんなでやる日が来たらどうしよう。どうもしない。シミさんが『YMCAじゃないんだ』と呟いていたのが笑えた。

いつもの曲もたくさん聞けて。増子さんはベルトが後ろに回っちゃうくらいの熱唱っぷり。MCも絶好調(?)で、どんな変化球も必死で拾って返すシミさんが泣けた。なのに増子さんに『大好き』と言われるのは何も聞いてない坂さんなのが解せん。うそ。『内臓チョイ悪おやじ』な坂さんは、本日もぶっちぎりのマイペースで。告知ではニューアルバムの紹介をして満足げ。『もう一つあるだろう』との増子さんのつっこみで『ツアーやります。いつだっけ?』に、会場から教えてもらう始末。『告知されてどうすんだ』と増子さん怒り心頭。うそ。アンコールでは王子が『優歌団が好きだったので、中学の頃から磔磔に憧れていて、ここでできてよかった』とお言葉を。なんだ、この爽やかさは。むさ苦しい会場にミントの風が。そんなブラウス汗でスケスケ王子に『4つの目で見てる』と増子さんから指摘が。いやん。

終わりの方で増子さんが『泣きそうだ(もう泣いてた)』と言ったら「増子ー、泣けー」と太い声が。もしや!と振り向くとなべさんだった。男同士ってステキなのな。アンコールの「美学」では客席に飛び込んで増子さんは何処へ状態に。声だけは聞こえてくるんだけど。もう、歌い終わったらフラフラで階段上ってった。ダブルアンコールで最後は「つきあかり」曲中何度も『ありがとう』と呟いて。曲が終わっても何度も何度も頭を深々と下げていた。みんなの顔が見えるようにと明かりのついた会場からは拍手がいつまでも鳴り止まなくて。メンバー全員の姿が見えなくなるまでそれは続き。いいライブって、こういうことだよなぁ。増子さんの言う『届けたい』ものを放つ側と、ガッツリそれを受け取る側が一つになる感じ。両者の間で『ありがとう』がループしてたであろう、会場のあの感じ。何だか思い出したよ、ライブが自分を揺さ振る感覚を。暫く足が遠のいていたけども、この感覚、やめられるわけがない。