5/20 ウルフルズ 2006 TOUR you@和歌山県民文化会館


今でも信じられないけれど。最前ケーヤン前のお席で参戦。会場前でチケ受け取るまで座席確認してなかったのでビックリし過ぎて心臓痛くなった。確実に寿命が縮んだよね。先に言ってよ。奇跡の最前列をウルフルズで経験できるなんて!おばぁちゃんありがとう!本日の内容は非常に個人的かつおセンチになってますので(いつもだけども)気分を害される恐れのある方はここまででお願いします。る。曲順もいつも通りあやふやな感じで。ってか記憶があやふやで。




とってもウルフル日和で。雨降るとばかり思ってたのになんて青空!和歌山までずーっとyouを聞きながら。会場前でチケ受け取った時はまだことの重大性に気づいていなくて。おぉー!とか騒いでいたんだけども、実際自分の席に着くとケーヤン真正面。いてもたってもいられず、慌ててTシャツ買いに。上の空で購入したのはTK(非コムロ)とのコラボT。トイレで着替えて髪の毛とかいじってたら舞い上がりすぎて分け目をどうしていいのかわからなくなり。コレじゃGAMOさんだよ!めいた横分けに。我に返って元に戻し席へ。開演までジーっと座って待つことに。凄い緊張しながらも'05のヤッサを思い出していて。ファンクラブに入っていなかった私は遥か遠くのメンを、人の頭の隙間からチラチラ見ていたんだよなぁ。背伸びしてみたり、周りの大合唱男子の声でトータスの声が聞こえなかったり。あの時、姿が見えないのにこんなにも幸せな気持ちになれるなんて!と、思ったよ。みんながウルフルズ大好きだって空気に溢れていて。あー、ステキだねーと思ってた。そんなこと思いながら開演を待ってた。

暗いステージにサンコンが腕振ったりしながら入ってきた。そのサンコンのドラムでケーヤンが、ジョンBが、ミッキーが登場。やだ、もう泣きそうだ。そしてトータス。声も出ない。静かに、圧倒的な何かを携え、ウルフルズのご登場。メンで顔を見合わせ「1・2・3・4!」

1.あふれだす
明るくなったステージを前に、やっと笑えた。あー、ウルフルズだよー!と。でっかい口開けて歌うトータス見てホッとして。ケーヤンがニコニコしながら目の前でギター弾いてる。ィエーイィエーイ言ってる。ピョンピョン跳んでる。ジョンBが対照的に淡々とベースを弾き、ロックなのにジャズ構えなサンコンが笑ってる。どうしよう、大好きだ。トータスの青いギラギラジャケットの背中に桜吹雪。あぁ、このセンス。大好き。

2.ガッツだぜ
髪振り乱して歌うトータス。会場の盛り上がり。待ってたんだね、和歌山は。ウルフルズの初和歌山に自分が居合わせたことがとっても嬉しい。ヤッサで殿様姿で現れた衝撃が蘇る。あの時は大笑いしてただひたすら楽しかっただけだったのに。今はこんなにも心が定まらない。

3.ええねん
既に泣きが入る。ええねん、ええねん歌いながら、開放されていく自分。ケーヤンが笑顔で言うええねん。ギターソロで前に。胸がいっぱい過ぎて見ることができない。情けなくてもええねん、でもうだめだ。ポロリこぼれたよ。何なんだこの感情移入は。ってか私揺さぶられ過ぎ。

4.なんてサイコー
ええねんの後にサイコーサイコー繰り返し。うん、ホントにサイコー。

『ありがとーう!』がトータスから。15年目にしてやっと和歌山に来れたと。大歓声に感慨深げ。トータスは地震がきてビックリしたとか言ってた。知らなんだ。和歌山ネタを軽く披露した後メン紹介へ。この日の和歌山は反応がが本当に良くて『初めて来たところはリアクションが新鮮でええなぁ』とか何度も言っていた。ケーヤンは和歌山へは20年ぶりに来たそうな。司馬遼太郎の本で『和歌山の人はおっとりしている』と読んだことがあったそうだけど『でも熱いなぁ!』と満面の笑みで。熱くしてるのは誰だ!とか思ったり。そうそう、トータスはおっとりしている人が好きらしい。自分に無いものを求めるんだとか。わかる。続いてサンコン。『和歌山城に上ってきました!』3キャッスル目らしい。どこまでも清々しいミスターノースリーヴ←ここの発音が良すぎなトータスに笑う 続いてミスターファンシー・ジョンB。いきなり男の美学について語り出す。サンコンの太い腕の話をした後だったので『僕がムキムキになっても隠すと思うんですよね。(サンコンみたいに)見せる人もおれば(自分みたいに)隠す人もおる。いろいろな人がいるなぁと・・・』めいた。なんじゃそれ。そしてミッキーはサラリと決めて、ミスターAAP、トータス松本!ステージ中央で背中を向けて立ち、ジャケを脱ぎ捨て・・・なーい!丁寧に丁寧に畳んで、後ろの台にちょこんと乗せる。ロックじゃなーい!とか大笑いしてたんだけども。いちいちかわいい。脱いだ背中には赤で寿の文字が。なぜ。ひとしきり笑ってリラックス。緊張も良い具合に解けて。私のな。

5.Mess Around/Ray Charles
知らない曲だった。何やってもカッコエエ。

6.いやんなる
なんだかイヤラシムード満載な大人曲がきましたよ。酔いしれて歌うトータス。ステキ!とか思っていたらトータスギターソロで歩いてくる・・・そして真正面に!神様に感謝しつつ初めはウットリ見ていたんだけど、そのうち腰の動きが激しくなり耐え切れず下向いたりジョンB見たり。・・・ダメだ、前過ぎてもダメだ!こういうのはもう少し後ろで堪能するべきなのだ。最後に片眉を吊り上げ得意げにエロ笑いを見せ中央へ戻るトータス。・・・・この席どうなの?!あんなことやこんなことされても直視できないなんて!と不安がよぎる。

7.ひとり歩き
この曲聞くと奥田民生先生が浮かんでくる。CDで聞くと特に。しっとり歌いきるトータス。いや、ステキ具合に変わりはなく。

8.事件だっ!
氣志團ご出演のPVが蘇り、いらんところでニヤニヤしてしまう。ってか副音声の内容が蘇り。『オレこれ知らんねん』『氣志團も何で出てるかわかってへんねんで』とかなんとかだったかと。

9.Yeah Yeah
コール&レスポンス祭りで。いやー、いいよ、和歌山!トータスも満足げ。そりゃそーだ、完璧。そして曲中のメン紹介。
それぞれのソロもステキ!いつもジョンB淡白だよね。ミッキーは最後にピアニカを放り投げていた。トータスはハープで。か・・・・カッコ良すぎて死ぬ(吐血)。髪振り乱して何か出してたよね。モハーっと、出してた。色気めいたものを。『AAPしてみたいの?』『AAPってなんやねん?』とか歌っていつもの『俺たちはー!ウルフルズー!〜』へ。楽し過ぎる。

10.暴れだす
一変この曲きちゃったよ。なぜ?!なぜにここに持ってくるか?!この日二度目の泣き。よく泣くな、自分。泣いたりしたら、苦しくなった。あぁぁぁぁ・・・む・胸が・・・(違う)

11.39
サンキュ・サンキュ、一緒に歌ったよ。ありがとーう、ウルフルズ!baby!

12.口ぐせ
『シーッ!』でこの曲。会場に響き渡るトータスの生声。なんて大きな口を開けて、気持ちよさそうに歌うんだろう。心を込めて、言葉を伝えてくれるんだろう。もう、胸が熱くなりすぎて、私拝んでおりましたよ、お地蔵さんのように。ありがてー。なむー。

13.サムライソウル
無理。鳥肌が。『和歌山駅のネオンサイン』だって。アレだけ熱く歌っていても冷静にエンターテナーに徹する姿に、あー、ヤラレター!めいた。関西弁という同じ言葉を使っていることで、より強く共感できるような気になる。大阪で育ったことを凄く嬉しく、誇らしく思える、ウルフルズの曲を聞くと。カッコつけてる言葉でも、カッコつかないから関西弁が好き。

14.バンザイ
この曲はただただハッピーに歌ってられるから好きだー。会場みんなでバンザイして。マンセー!ハラショー!

今日は晴れてて嬉しい、めいたお話を。『ぶらくり丁をぶらくりして来た。なんであんなに店閉まってんの?』とか何とか。結構大きな商店街らしくて、買い物していたそうな。そして更にここでメン紹介。『ノースリーヴ、ノーライフ』に笑う。死ぬ。

15.愛がなくちゃ
『好きな人へ、あるいは自分自身へ、あるいはウルフルズへ向けて歌ってくれ!』とかなんとか。楽しい。もう楽しい。全然衰えないトータスの声。ケーヤンのジャンプ。幸せ満開なこの曲。愛こそが全てだ。

『盛り上げてくれてありがとう!いい歌を歌っていくのでこれからも宜しく!』いやだ!終わる気だな?!で

16.ぼくのもの
あーケーヤンもうすぐHAPPY BIRTHDAYやんかーとか思ったり。ジョンBは最後まで冷静にコーラスを完璧に歌い続けるよね。凄い。途中で退場するトータス。白地に赤いハートが散りばめられたつなぎ姿で現れ華麗にターン・・・あれれ?お尻が見えてるよ。・・・・そう来たか!ハート型に切り抜かれたお尻はステキでしたがよう触りませなんだ。


en1.外面キング
AAPコールをしていると、それに合わせて妙な音が。トータス、背中に太鼓とシンバルを背負い、ギターを抱えてご登場。太鼓には『TORTOISE孤独楽団』と書かれており。背中の楽器と踵がトリコロールのリボンで繋がっているというかわいらしさ!あぁ・・・ほんまもんや・・・あんたほんまもんのアホアホやで・・・と思いつつ、歌いながら演奏するトータスを見守る。あ、同じTシャツ着てる!とか思って悦に入っていたら何やら背中をゴソゴソ。スルスル・・・と背中から頭上へと上っていく小さな旗には『吉宗』と葵の御紋が。さすがに後ろの方には見えないようで、微妙な笑いの中同じリズムで帰っていくトータス。なかなか進まないぜトータス。するとはけるのを待たずにステージに登場する他メン。いやん、何か孤独!ハッ!だから孤独楽団?!

何事も無かったかのように登場するトータス。『金の切れ目は〜?』「縁の切れ目ーっ!」

en2.借金大王
コレくるか?!で、

en3.ウルフルズA・A・Pのテーマ
もう何も言う必要ない。明らかに終焉へと向かっているけれど、今はそんなことは忘れて、ただただアホになって(アホだけど)一緒に楽しめばいいさ!(何者)

ここでトータスの『押し付けがましい』話へ。トータスの歌は押し付けがましいということに最近気がついたと。遅っ。うだうだ喋った後に何故か半ギレで『押し付けがましくてもいいやないか!俺は押し付けがましいままいくぞ!』と、本人曰くウルフル教の決起集会めいた方向へ。うんうん、トータスは本当に歌を歌っている。心地よいけど残らないメロディに、これまた残らない言葉を乗せて声を出している、そんな人達もいるけれど。しつこい油汚れ級に心にこびり付いて離れない、そんなあなたの曲が大好きだ。大好きなんだ。ジョイ。

en4.いい女
ハープがね、くるよね。終わってしまう。本当に終わってしまう。でももう泣かないぜ。笑ってるよ、私。両サイドのせり出しに入れ替わり走っていくメン。ジョンBが目の前に来たよ。どこを見ているのかわからないけれど、ほくそ笑みながらコーラスを入れるジョンB。フラフラ歩いてステージを移動。大好きだ。最後まで笑顔を欠かすことなく、一番若々しく走り、跳び、歌うケーヤン。全ての人の顔を覗き込むかのようにまんべんなく目を配るその心意気。大好きだ。ステージの一番奥でこれまた微笑みながら懸命にリズムを刻む屋台骨、サンコン。猛々しい三角筋とは裏腹にひたすら優しさに溢れるその笑顔、大好きだ。そしてトータス。トータス。押し付けがましいトータス。歌は一方的に送られてくるメッセージだから、こちらで勝手に受け取ったつもりになって自分なりに都合のいいように解釈して腹に落とすわけで。私はそんな風に前に書いたけれども。押し付けてくれてありがとう。渡してくれる人たち、受け取る私たち。何かを送ってくれていると確信できるから、安心して受け取れるんだ。その大きく開いた口から溢れ出る言葉は、すっごいパワーを与えてくれる。大好きだ。

俺達はーっ! ウルフルズーっ!
君達はーっ! お客ーっ!
ここはーっ! 和歌山ーっ!
合言葉はーっ! A・A・P! 


本当に本当に楽しかったよ。いつも以上に記憶が曖昧なのが悔しい。ここからは前列者お約束の半妄想ですが、ギターソロ弾いた後イーッ!と笑ってたので負けじと歯竹強バリにイーッ!って笑い返してみたり、毒霧浴びてみたり。ケーヤンが客席に向けるデジカメにピース突き出してみたり、前でしかできないこともたくさんできて楽しかったけれど。私、自信ある。たとえ後ろの方でも、肉眼で表情が見て取れなくても、同じくらいに楽しむ自信あるよ!それくらい、トータスは、ウルフルズは、会場の隅々にまででっかい愛をくれるのだ。そう、私はウルフル教の信者なのだ。

なんて最高の夜