押尾コータロー@NHKホール

ガラリと変わって昨日、大阪からスタートしたツアー“Panorama”をママンと観に。大阪出身のアコースティックギター奏者で、名前は知らなくても、CMや番組のBGMとして誰もが一度は耳にした事があるかと。今現在は西日本ではハウス食品六甲のおいしい水」に出演もしてて、ぎこちない台詞回しががキラリと光る37歳。GUNZEの「フラッティ」のCMソングも彼らしい(見たことないけど)。フジロックとかにも出てたな、そう言えば。演奏の素晴らしさもさることながら、大阪人とは思えない奥ゆかしさと、過剰すぎないユーモアとを持ち合わせた方で。一体どうなってるんだ?!と思うくらいたくさんの『音』が、一本のギターから奏でられ。一人で演奏しているとは到底思えない、実際見てても信じられない!そして実は歌もうまい!(基本、歌わないけど)というか似過ぎ!新司!

そんなステキなライブ、お約束のようにはじめ4曲爆睡。いや、途中何回か目を覚ましたので「コンドルだ」とか「ボレロだ」とかうっすら記憶はあるんだけれど。いやー、殆ど聞いてない。で、途中のMCくらいでやっと目が覚め。後は十分堪能。多分直前に食べたスコーンのせいだ。消化に集中するために血が頭に回らなかったせ(もういい)。13曲目くらいからほぼ立ちっぱなしで。アコースティックギター一本で、立って聞くってどういうこと?!・・・いやいや、本当に。凄いですから。

客層も幅広く、お子さんからお年寄りまでみんなが楽しそうに聞いていて、何だかとっても幸せな気分で帰ってきた。斜め後ろに高校生くらいの4人組の男の子達がいて、見た目は今時の子なんだけど本当にギターが好きで、押尾さんが好きで、という感全開で。感極まったのか「押尾さーん」とかすっごい笑顔で遠慮がちに声かけてみたり。『さん』付けなのがもうかわいくて、尊敬してるんだろうなぁと思った。アンコールで客席に(!)来た時も、黄色い声に混ざって「うぉーっ!」という彼らの声が聞こえてきたし、演奏中も「スゲェ!」とか小さい声で言ってるのが聞こえてきて。好きなもの(人)があるのって素晴らしいことだと思ったサ。

ママンも勿論ウットリさんで帰ってきて。ファンクラブ入会の案内見て薄ら笑いを浮かべていたので・・・もしや!明日は川中美幸を観に新歌舞伎座へ行くらしい。・・・血って争えない。ぬるく見守ろう。(お互いさま)