印度人もびつくり

金曜日の深夜にTVでやっていた映画に釘付けになり、朝の4時過ぎまで夢中で見てしまってこの休みは絶不調だ。『Koyla-愛と復讐の炎』という1997年のインド映画で。歌あり踊りあり不条理ありで、もう一人で声を押し殺して笑っていたらすごい疲労感。面白すぎる!何なのコレ!見たい方には申しわけないけれど、もう書いちゃう!

ストーリー:言葉を話せない若きシャンカール(シャー・ルク・カーン)は、大領主ラージャー(アムリーシュ・プリ)に育てられ、使用人となっている。年老いているラージャーは美少女ガウリー(マードゥリー・ディークシト)を見初め、シャンカールの写真を娘の元へ。色男(濃すぎ)と結婚できると喜んだガウリーは騙されて無理やり結婚。非道なラージャーからガウリーを守っている内に、昔鉱山でダイヤモンドを発見した父母をラージャーが殺していたことを知る。愛する父母・ガウリーの為、復讐に立ち上がるシャンカール!飛ぶ!走る!泣く!泣きすぎ!というもの。(なんだそれ)

とにかく泣く。号泣。泣き過ぎだぜシャンカール!ありえない!の連続で、もう笑う笑う!ガウリーと逃げ出すところからが見所で、列挙。

■首を掻き切られ、谷底へ突き落とされる。が、瀕死の状態で生きている。
■助けたジャングルの住民(なぜか西洋人)が首を縫ってやる。その時「(声帯の)壊れた神経も全て直した」とか言って、その場で喋れるようになる。
■腕と足を骨折しているシャンカール、お守りのように持っていたガウリーの服の切れ端が風に飛ばされたのを、松葉杖をついて追いかけているうちに添え木がバラバラと外れ、包帯もヒラヒラと解け、凄い勢いで山を駆け上る(しかもスローモションで)。治ってる。
■その服の切れ端をハチマキとして頭に巻いて、スタローンより濃いランボーになる。
■炎に包まれながら走って電車を追い越す。
■ガウリーは最後まで処女(ある意味一番ありえない)。

絶対後半どうでもよくなったんだろーっ!ってな話しの展開で、もうありえなさに笑う!私の文章力では面白さが伝わらないなぁ・・・。悔しい!とってもとってもヒマな友達にだったら、絶対に勧めるな、コレ。久々大笑いしたわ。