馬面

とはよく言ったもので。本当に顔が長いのね。本日、乗馬をしている友達に連れられて、障害飛越競技会を見に。馬と言えば松平健暴れん坊将軍めいた認識しかない私でしたが。馬をあんなに間近で見たのは初めてだったけれど、馬って本当に美しい。骨格・筋肉、細い脚、鬣も目も、どの子も本当に美しかった!一番ときめいたのは真っ黒な馬で「青毛(あおげ)」と言うらしい。太陽の光を受けて、動くたびに体の線が銀色に浮き上がるんだけど、もうその美しさといったら!何時間見ていても飽きなかったなぁ。

競技は、馬場内にいくつかのハードルが設けられていて、それを決められた順番に落とさないように飛び越えながらゴールするというもので。見ていく内に馬が嫌がっている、とか、選手が力技でもっていこうとしている、とか、わかってくるもので。障害の前で止まってしまったり、人馬の息を合わせるのは相当難しい様子。でもね、ピッタリ合った人馬のジャンプはそれはもう素晴らしく、無駄のない優雅な姿はため息モノです、ホント。

競技を終えた後の馬は、体中に血管が浮き出ていてビックリ。鼻もフガーっと広がって、目も血走ってて、どんだけしんどい目に遭ってるんだ・・・と、ちょっと引いた。ちょっとだけ。その後はもちろんブラッシングしてもらったり何かご褒美食べさせてもらったりとリラックスした表情でかわいかった。あ、何だか踊っている子がいて。前足をブランブランと交差させてリズムをとっているんだけれど、その姿は本当に愛らしかった!でも本当は変な筋肉がつくからやっては行けないらしい。楽しそうなのにね。あと、「馬が好きです。賭けるのが★」めいたおじさんがちらほら来ていて。いかにも、な格好をしているんだけど、とっても嬉しそうに、子供みたいに背伸びしたりしながら厩舎を覗いていて微笑ましかった。

私も始めてみようかな、なんて。飛んだりはできなくていいので、高原とかトレッキングできたら、何かこう、世界観変わっちゃうかもしれない。