好きな映画と音楽と

あまり洋楽は聞かないけれど、好きな映画のサントラは別。といってもヘビーユースは2枚だけですが。

THE COMMITMENTSThe Commitments: Original Motion Picture Soundtrack
アイルランドのダブリン。新聞広告でメンバーを募ってソウルバンド「THE COMMITMENTS」を結成するところから始まり、人気が出始めると共に出てくる内輪もめ、そして解散までと、必ずやどのバンドも通るであろう道筋を追った作品。簡単に言ってしまえばどこにでもありそうな青春映画なんだけど、出てくるメンバーが個性豊かで面白い。暗い街の雰囲気、熱い思いと焦燥感。やり場のない思いがぶつかって、とってもキラキラした作品になっていると思う。ハッピーエンドではないけれど、見た後の気分は爽快。実際に出演者はオーデションで選ばれたミュージシャン達で、ライブシーンは胸が熱くなります。The Corrsはこの映画が縁で結成されたというのは有名な話。
「個性豊かなメンバーをまとめるのに苦労する」あら、どこかで聞いたお話。氣志團列島のパンフで綾小路翔氏が「好きな映画」としてあげていた作品でもあります。映画の主人公はマネージャーという役柄なんですが、きっと團長は自分を重ね合わせて見ていたんじゃないかと思います。まぁ映画館で見てたらリアル16歳くらいだと思いますが。

BUENA VISTA SOCIAL CLUBBuena Vista Social Club
こちらはサントラが先か映画が先かという感じで。キューバ音楽に魅せられたライ・クーダが、かつての伝説のミュージシャンを集めて作ったアルバム。で、翌年ドキュメンタリー映画として発表されたわけで。その伝説のミュージシャン達はもう普通の老人で。ライが集めなかったらそのまま普通に亡くなっていた人達ばかりだろうと思う。でもね、その普通がとってもステキなんです。みんな今の人生を楽しんでいて。酒と煙草と恋と。70、80、90になっても尚、この人生を楽しむ姿にやられます。映画としては別に何でもないと思うんだけれど、彼らの生き様は、知ってて損はない。ステキです。音楽はもう何も言うことありません。これからの季節、人のあまりいない砂浜で、寝っ転がってcubalibreを!くれっ!もちろんお共はこのアルバムで。