キム兄が大好きだ

のほほーんとした風貌、おっとりした関西弁、構成作家もしてお料理上手な木村祐一氏が大好きだ。京都生まれというから、あのはんなり具合も頷ける。「4時ですよーだ」に出ていた頃は顔だけ見て恐い人だと思っていた。マシューに出てくるキムニールヤングの木村さんが一番好きだなぁ。マシューって昔、もう少しカタコトっぽかったような気が。どうでもいいけど。

そんなキム兄が、NHKで私が密かに注目している『真剣10代しゃべり場』ご出演。毎週ひとつのお題を決め、それについて10人くらいの若者が語り合う番組で、一人だけ大人のゲストが混ざっている。今回は「デブでもあきらめるな」というテーマで、キム兄がこのテーマの為に選ばれたのかは不明。太っていることがコンプレックスだった男の子がアメフトに自分の活路を見出し、日本代表にまでのぼりつめ、コンプレックスは自分を変えたり成長させるチャンスだからあきらめるな、とうったえる内容。「そんだけ頑張ってるのはエライと思うけど、太ってる○○君にはなりたくない」「痩せればいい」とか結構残酷な言葉をサラリと言ったりするのだ、今時の子は。まぁ汚れたオトナから言わしてもらえば、ちょっとくらいルックスのいい凡人より、太ってても何かを成し遂げた子の方が絶対的に評価は高いのよね。外見にあまりにも構わないというのも問題だけれど、外見で評価されることなんてたかだか知れていて。芸能人クラスになれば別だけどもさ。いつか彼らも身を持ってそれをわかる日が来るんだろうなぁ。

話しがそれたけど、そこでキム兄はそれはそれは素晴らしい例え話をおっとり披露した。うろ覚えなんだけど『桃太郎が鬼退治をした時に、鬼が人々から奪ったお宝を取り返した。でも、もしかしたら中には鬼が自分で買ったものも入ってたかもしれないのに桃太郎はそんなの知らないと全部持っていったかもしれない。色んな見方、考え方をすることは大切だ。』って感じだった(と思う)。うーん・・・ステキ。前にも触れたけど、難しい話を難しくしない人というのに私はすごく魅力を感じる。説教がましくも押しつけがましくもなく、でも考えさせられるありがたいお言葉。同じ内容の話しをされても、こういうのは素直に聞けちゃうんだよなぁ。キム兄、好き。

ついでに録画しておいたサンボマスターご出演のトップランナーも見る。こちらは本当に押しつけがましいというか暑苦しいというかガツガツ踏みこんでくる感じ。でも、キライじゃない是☆

ってか私、何気にNHK優良視聴者やも。