カエル

大好きです。
子供の頃はおもちゃだった。比較的空気のよい土地で育った私は、アマガエルが大好きで、放課後友達と近くの川や池に行っては捕獲して遊んでおりました。オタマジャクシからカエルになるまでの過程は感動的でさえあった。横道にそれるが、一番小さいオタマジャクシは頭がマッチの先っちょくらいで、全長８mmくらいだった。これがアスファルトに落としちゃうと、デコボコにはさまって取れない。ムキになって続けるとブルンって感じで外側だけつまめちゃって、グルグル巻きの内臓だけが残るという・・・神様ごめんなさい。子供はいつでも残酷なもので。

中学生にもなるとさすがに生きたカエルで遊ぶことも無く、シールとか集めたり。本格的に凝り出したのは高校生の時に友達に貰ったカエルの王様（？）を手にしてから。３cmくらいのものなんだけど、近所の縁日で売っていて、私を思い出して買ってくれたとか。フッと思い出されるのって、なんか嬉しい。結構リアルなのに、カワイイ王冠がのっていて。

それからはなにかとカエル物に手を出し、周りも好きだと知っているからいろいろ集まってきて今では相当なコレクションに。置物から食器、小物、小さな額に入った絵は今目のまん前に飾ってある。あまりファンシーな感じのは好きではなくて、ヒト癖ありそうなものが好みだ。

たくさん揃ったけれど、何でもない日に貰った王様が、宝物だ。