だって身体に穴あけるんでしょ?

久々に39度を超える高熱を出し、点滴をうってもらう。
いい年になっての39度超えは正直辛い。

今でこそおとなしく点滴も受けれるようになったが(抵抗する元気も無かったわけだが)実は未だに血液型がわからないくらい注射が嫌いだ。
普通は生まれた時にしてもらうものらしいが、なぜか私は未済。
何度か機会が無かったわけでもない。

幼稚園に入る頃、親に連れられて病院に。
おとなしくしていると看護婦さんが大きな注射器を持ってカーテンの向こうから現れた!!!
そのまま診察室を抜け、裸足で病院を飛び出し、10m程行った電信柱の陰から病院の方をうかがっていると、靴を片手に母親がキョロキョロ探している姿が見えた・・・。
親はこれで諦めたもよう。

次の機会は大学生(遅っ)。
阪神大震災の時に好きだった人が炊き出しに行ったことを聞き、神戸の大学に通っていながら何もしていなかった自分に落ちこんでいたら、「自分ができる範囲のことをすればいい。募金とか献血とか」という、神のお告げのような彼のアドバイスが。
その日のうちに大阪駅前の献血カーに飛び乗り左腕を差し出す。
が、「あら?ピアスいつ開けました?」の一言。
『2ヶ月前・・・』というと感染症の恐れありとのことであえなくアウト。
必要以上にうなだれて車を降りようとする私に「その、そのあなたの気持ちが尊いんですよ!」と、白紙の献血手帳と紙パックのジュース二つを握らされる。

新入社員の健康診断の時、血液検査で採決され『け・・・血液型も頼みます・・・』という私の切なる願いは「また別の検査なので」とバッサリ。

盲腸の疑いあり、で採決された時も然り。

なんでついでにやってくれないんだよう。

生まれる可能性があるのはAかB。
高校の理科の実験はAだったが、周りの人間はみな口をそろえてBだという。

ご縁がないんだな、血液型とは。
もういい。
血液型占いも、いいもん。

行けるところまでいってやる。