上海漫遊記

会いたい人に会うためだけに強行された上海行き。よりにもよってなフライトスケジュールで、実質自由になるのは中一日だけという悲惨な旅をも満喫した自分を褒めてあげたい!ざっと怒涛の3日間を。

3/10 18:55発上海行き。勿論2時間前集合だが止まっているーよ、JR。余裕持って出るわけないじゃーん。と言うことで南海乗って遅刻。何か下がるよな、いろんな意味で。ま、機内食食べてガイドブックで計画練りこんで気を取り直しいざ。20:30頃上海着、寒い。何じゃコレ。何だかんだでホテル着いて落ち着いたら23時。会いたい人はフロントに現地の日本語の情報誌と地図、オススメのお店のコピーなんかを届けてくれていた。うわん。で、電話してきてくれて少々長話。かれこれ3年ぶりの再会に心躍る!夜の街に繰り出そうかと思っていたけど次の日に備えて早く寝ることに。これ、正解。

3/11 なんと5:30起き。そんなに頑張っちゃう自分がかわいいぜ!朝ご飯モリモリ食べて7:00にはタクシーすっ飛ばして上海動物園へ。これがまた遠いんだ。公園では太極拳やってる!あと思い思いに変な体操とかウォーキングとか、中国の人たちってとても健康的。そんな方々を横目に目指すは猿ゾーン。色んなサルがいて面白かった。びっくりするくらい大きなオランウータンに見惚れた。もうね、神秘的でさえあるのね。でもちょっと瞳が悲しげで、こんな檻の中で出会ったことに感傷的になってしまったりした。フラフラ歩いてパンダ見に。ちょうどご飯時で笹に夢中なパンダは葉っぱに突っ込んだまま顔を上げようとしない。残念。隣にはレッサーパンダが。こっちは愛想よすぎで立って餌をねだるしぐさがかわいい!後はトラとライオン見て思い切りショートカット。途中で金魚の円柱の水槽群に遭遇。驚愕!なんじゃこれ!でっかい金魚がユラユラ揺れててシュール。続いて豫園へ移動。他の人が雇ったガイドさんにくっついて回って堪能。古い建物に最初は興奮するもだんだんどれも同じに見えてきてバカ話してたら終わってしまった感じ。でもやっぱりガイドさん(他人のだけど)いるのといないのでは大違い。楽しさも倍増するからお願いする価値ありかと。おいくら万円か知らんけど。近くの有名な小籠包屋『南翔饅頭店』は混みまくっていて諦めた。すっごい人。テイクアウトも店内で食べるのも相当時間かかる模様。梅田か六本木で食ってやる。豫園周りの怪しいお店をひやかし半分で見て回るももの凄い人の多さにどっと疲れて新天地へ移動。予約してなかったのでダメもとで勧めてもらった『LOTOS SPA』へ。運よくその場で施術してもらえることに。これがもうものっそ気持ちいい!時間もないので一番基本と思われる60分のロータスマッサージ380元をお願いしたのだけどとろける心地よさ。スゴイ技術力。そして安い!日本にあったら確実に通いたい感じ。最後に出たぬるいよくわからん甘い食べ物もお腹にやさしくほっこりできて本当に最高だった。もう日本で行きたいと思えなくなるわ。まぁ担当の人との相性もあるんだろうけども。癒されまくって骨抜きにされた後、同じく新天地の『ZEN』で遅めの昼ご飯。ランチの時間は過ぎていて、さんざん迷って海鮮焼きそばとspring&autumn rollをシェア。春巻だけじゃなく秋巻があるなんて。知らなんだ。とてもおいしゅういただきました。軽く買い物して知り合いとの待ち合わせの為一旦ホテルへ。何とここにきて偏頭痛勃発。なぜこんな時に!って感じだったのだけど、痛み止め2個飲みと自己暗示で無理やり乗り切る。ロビーでめでたく再会。あぁ、やっぱりホッとする。上海来た甲斐あったよ。地下鉄も初体験。住んでる人と一緒なら楽しさも格段に広がる感じ。南京東路のギラギラしたネオンをボンヤリ眺めてから『成隆行蟹王府』で上海蟹のコースを堪能。うまーい!蟹味噌濃厚!近況やら話合いながら紹興酒もガンガン進む。お腹いっぱいになって外灘散歩。古い建物がライトアップされてて素敵。対岸は私達のホテルもある浦東。川を挟んでまるで別世界で、近未来的な建物や超高層ビル群が連なって。どう考えても悪趣味なライトアップに恐ろしいほどのパワーを感じたり。奇抜なテレビ塔、東方明珠塔を見て何故かオセンチに。「21世紀には車が宙を飛んでいる」という夢を信じてる頃の人間が建てたような感じ。もうそんな夢は見ない日本人には決してデザインできないような、そんな建物な気がした。観光隧道で対岸の浦東へ移動、爆笑。ゴンドラで地下道を渡るんだけどイルミネーションが凄い!あんなクダラナイものに真剣にお金かけてるあたりが大好きだ。渡ってスーパーマーケットへ。夜23時までやってるのな。お土産とか買うならこういうところが安心やも。変なお菓子もいっぱい売ってるし、安いし笑えるし。会社の人達用に結婚式の時に配る用にラッピングされたチョコレートを購入。色々凝っててかわいい。その後川沿いを散歩してスタバでのんびりお話し、再会を約束し別れる。ホテルに戻ったら帰ったかコールに感激。紳士だねぇ。どっと疲れが出て死んだように眠る。

3/12 またしても5:30起き。空港まで運ばれて一路関空へ。12:00には大阪着いてたからね。


最先端なモノと古いモノ、高級なモノとジャンクなモノ、夢も希望も絶望も、全てが混沌としていて圧倒された!そして何よりエキサイティング!それだけにドーンと当たっていくと消耗も激しく、もういいかな、と思ってしまう。次は墨絵のような中国を見てみたいなぁ。