6/14 BEAT CRUSADERS tour "EPop MAKING SENSE 2007"@広島CLUB QUATTRO


消えた。全部消えた。怒髪天の途中まであやふやな記憶引っ張り出して書いてたのに。うわん。もうやめた、書けない!と思ったけど、やはり怒髪天の勇姿を書き残さねば!と言う勝手な使命感で書くことに。覚えてないんだけどね(なら書くな)。

誕生日に遠征という孤独死しそうな状況を憂いた悪友二人が有給休暇をとってくれ三人で広島へ。泣かす。フラフラ美味しいもの食べ漁って18時にパルコで解散、一人会場へ。クアトロはどこも見やすいのね。良くできてるわー。どこの会場もドリンク代込みでチケ売ってくれたら入場楽なのにね。最初の2バンドはおとなしいものだろうと上手前方へ。

■PRACTICE
福岡のバンドだそうで。好きだわ、私。『ビークルは勿論のこと、怒髪天という大先輩と一緒で嬉しいけど緊張する』といとおくゆかしなMCやら好感度大ですよ。CD買えばよかった。関西来ることあるのかしら。是非おいでませ。頑張ってる人に「頑張って」言うたらいかんよ、お嬢さん。

怒髪天
もうね、記憶に無いの。ハラハラドキドキで見守る母のような心境で、「どうですか、お客さーん」ってな感じで増子さんの暴走MCと客の反応を交互に見ちゃうくらいテンパッちゃっていつも以上に内容あやふや。以下雰囲気だけ。
いつものお囃子始まり。日本人てスゲェ。三三七拍子流れると勝手に反応しちゃうのね。この入場曲は思っていたよりも秀逸なのですね。いい感じに会場まとまったとこで黒いシャツにネクタイ巻いた増子直純氏41歳ご登場。櫛で頭撫で付けて放り投げれば歓声が。『はぁ〜いどうもこんばんわぁ!』で『日本語のロックがどんんだけ嫌なもんかトラウマになるくらい教えてやるから覚悟しろ!』でNCT。もうどこで何言ったか覚えてないけど、まだちょっとキョトンとしてる会場に向かって矢継ぎ早に浴びせるMCの数々。『お前ら地蔵か!俺達はドMですから、こういう状況大好きですけどね。』『みんなBEAT CRUSADERS聞きに来たんだろうけどね、今日はこの後ビークル歌いませんからね。楽屋でやるって言ってたからね。ま、お面かぶってたから本当に本人達かどうかわかりませんけどね。』『今日の楽屋は平均年齢高いからね。そういう我々も平均年齢68歳で頑張ってますからね』もうニヤニヤが止まんないのな!お客がだんだん前のめりに。『英語わかんねぇような顔してんなぁ』だのタオルかなんかかざしてた人に向かって『「勝訴」ってより「敗訴」って感じだからね』だの言いたいこと言いまくってんだけど何か愛があるんだなぁ(色眼鏡)。だってホラ、みんな笑ってる。雑草挽歌/ロクでナシ/宿六小唄で徐々に上がる腕が増えていき。『飲んだら嫌なことも忘れられる、泡の出る黄色い魔法の飲み物をね、探してるんですけどね。それを今日、楽屋の冷たい宝箱の中で見つけたんだよなぁ!』とシミさんを見る増子さん。キラッキラの笑顔で頷くシミさん。『ここにはまだビール飲めない人もたくさんいそうだけど、そんな人は代わりにシンナーでも吸っててください。』最後は自分で半笑いになってたよ、増子さん。普通にダメだろ。893なMCぶちかまし、ビール・オア・ダイ。新しいCDの紹介して『面白いジャケットのCDが7月に出るから一人一枚買うように。帰りにみんな写真撮ってるから買わないやつは家に火点けるぞ!』やっぱり最後まで893だった。酒燃料爆進曲(坂さん『ありがとう!』だった)で終了。楽しかった。来てよかった。途中、ギターの音が出なくなってちょっと苦笑いの王子も、寡黙なドラマーのフリして実は広島焼きに思いを馳せていたであろう坂さんも、いつもの笑顔を振りまいてたシミさんも、みんなみんなステキだった。おっちゃんらオモロイやろ。

BEAT CRUSADERS
怒髪天の満足感で帰ってしまいそうになったりならなかったり。とりあえずアルコール補給して一段高くなってるPAブース横へ。スゴイ良く見える。棲み分けができてる会場って本当にありがたい。TOXIC GORILLAでご登場。お面飛ばしたらいきなりオ○ンコール。さっさと済ましとけめいたやっつけ感が。もう止めたら(削除)。「短パン刑事」のカトウタロウ氏は相変わらずのオネェキャラで『今日は”アタイ”でいってもいい?』とおねだり。許さん。E.M.O始まりだったかしら。後は忘れた(サイテー)。まぁアレだ、新しいアルバムからたくさんやりました(やっつけ)。滋賀よりもMC多かった気が。怒髪天絡みのMCもね、あったりね。『さっき怒髪天兄さん達がビール飲めないヤツはシンナー吸えって言ってたけどコレダメだからね』と小指でバツ作りながらヒダカ氏。『シンナー吸ったらこんなんなっちゃうからね(ニコリ)』と自分の頭を指差すタロウ氏。ナイスフォロー。『ロックでナイやつはロクデナシだからロックでいこうぜ!』めいたヒダカ氏に悶死。あとお買い物話で『黄色と紫のブレス買ったんだけど、楽屋に置いてあったこの(着てる)怒髪天Tシャツと配色が一緒だったの。みんなも記念に(何の?)怒髪天Tシャツ買って帰って下さい。』と嬉しそうなクボタ氏。いやー、意外に年功序列というか、年上を立てるね、ビークルさんは。クボタ氏はビール・オア・ダイを『ビアー・オア・ダイ』と元気に言ってましたね。さっすが英語で歌うバンドは違うね!カワエエ。後は広島がらみのネタに事欠かず。『サンモールでこのハーフパンツ買いました』とお買い物番長ヒダカ氏。相変わらず金の匂いがプンプンするぜ。片や『パルコの関係者用のEV乗ろうとしたら「搬入の方はコチラです」と誘導された』ケイタイモ・マシータ両氏。『オレもファクトリー出た時業者と間違われて”納品”のパス貰って、ムカついたからその札首から下げたまま歌ってやった。ビデオ録ってる人は見てみて』と話を持っていくヒダカ氏。オレオレか。『広島と言えば誰?!』の問いに「イッソン!」と答える会場に『ブー、奥田民生。うっそ。』と悪い顔で笑うヒダカ氏。正解はやはりイッソンでハスキンのトリビュートからBY CHANCEを。カッコエエ。旧メンの話も。『誰かアラキの消息知らない?実家のうどん屋潰れたけどお金は持ってるらしい。知ってる人はHPに書き込みしといて。』とヒダカ氏が言えば『この前umuに会ったら「困ったらいつでも呼んで」って言ってたよ。困んねーっつうの。』とイモ氏。後はイワハラ氏から娘さん誕生のメールが届いたそうで『嫁さんが「ヒダカ君にヤられちゃう」って心配してるって書いてあった。ヤらねぇよ!』とヒダカ氏が笑ってたら『この時点で39歳差だ!』とタロウ氏。(ダカさんまだ笑ってる)『どんだけ待たなきゃなんないんだよ』と言うと『その頃には勃たないよね』とタロウ。ダカさんの笑顔消える。わお。フェス関係のお知らせも。クドカンとダカさんが10何年来の知り合いで、『(学生の頃?)ライブの合間にコントしてもらってた』とか言うのには驚き。去年のセットストックグループ魂として来ていたクドカンと『どうして俺達がこっち側にいるんだろうねーと言いながらCocco見てた』って話は何かツーンと来たわ。そんなオセンチな話をかき消すようなBOYZ告知。『会場は海がバーンと見えてアオカン気分になるよ(ヒダカ)』だの『海があけっぴろげなんだよね(タロウ)』だのやはり何かが破綻している人達なのだと改めて思った。あ、客の帽子が飛んできたのを拾って被ってたケイタイモ氏が『業務連絡』で持ち主を訪ねたところ数人が手を挙げて。『貰っちゃうよー』と言ったら「返せ」と言う客に『いらねーよ』と言い放ったところがカッコよかったです(え?)。その後また被ってたけど。 帰りは夜行バスだから余裕で最後のダブルアンコまで見て終了。『最後何聞きたい?』のヒダカ氏の問いに「DANCING QUEEN!」と答えちゃう輩が。『アタイの歌ではしまらないからやめといた方がいいわよ』とできる子っぷりを発揮するタロウ氏。『気分ってことで、FEEL!』と、結局オノレ決めする独裁者ヒダカ氏であった。

いんやー、ビークルは割と内容覚えてるのに、怒髪天の記憶喪失っぷりが自分でもビックリ。大好きな人たちだと舞い上がっちゃうのね。楽しゅうございました。怒髪天の歌が沁みるようになるには、もうちょっと時間がありそうな若者達が多かったけど、これから先、社会に疲れたときは聞けばいいじゃない(イモ風味)。ダイバーはちゃんと曲を聞き込んでから飛んで下さいな。盛り上がってないとこで前に運ばれてたら見てるこっちが気まずいわい。次は30日の名古屋だ。その前に15日の風味堂と16日のSUPER BUTTER DOGが書き終わったら奇跡か。